2006年 02月 02日
今も戦友が・・・ |
一月のある日曜日の午後のことでした。
たまたまみんな出掛けていて 娘だけが家にいたのですが
こんな 歌のコピーと ほんのり薄桃色の 葛湯を添えて・・・
是非 これを 亡き H君に届けたくて・・・・・と持ってみえたそうです。
娘に あなたはどういう関係か?たずねられ
私は おじいちゃんKの孫ですよ と答えたらしい。
私の叔父にあたるひとで(昭和十九年戦死) 父の兄です。
その親友だったかた(80歳を超えてるかな)が 作詞をして叔父のために
作ってくださった歌(50回忌を偲んで)を そのいきさつや昔 仲がよかったことなど
ちょうど留守番していた娘に話しながら 置いていかれたそうです。
あとで 帰ってきた母に聞いたら 叔父の同級生(今はもう会社の社長さんを引退されたかた)
とのこと。 その話をしたら やはり戦争の傷跡をなめるようで
あまりふれたくないのか 母は そそくさと仏間に持っていったのです。
うたは 4番まであって 最後の4番がとってもせつなく悲しいのです。
戦争のむごさ 親友をうしなった悲しみが書かれています。
4. それは 昭和の 十九年 御国のためと ひとは言う
若き命を 征矢にして 帰らぬ人と なりました
また ゆっくり見せてもらうこともできるのですが
なんだか 不思議な気持ちと そして戦争が奪った悲しみやつらい体験は
いまも こうして 後世に残る 私たちの元へ ひきずられているんだなぁ~と
しみじみ感じました。
戦争で 逝ってしまった叔父は(もちろん顔も写真でしか知りません)
いまも親友から 思い出してもらって 君にささげる歌 まで作ってもらい
幸せだなぁと 思いました。 そしてそれを今受け取ることができて良かった。
素晴らしい歌を お届けくださった Nさん 感謝です。
ありがとうございました。
by usagi731
| 2006-02-02 23:11
| おしゃべり仲間